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ハセガワ 1/72 航空自衛隊 三菱 F-4EJ改 SuperPhantom 第3航空団 第8飛行隊(8SQ)三沢基地


デカールはカルトグラフでは無く、劣化しているので台紙離れが悪いです。
水に漬ける時間が長いので、その間に武装を作っちゃいましょう。

別売りのエアクラフトウェポンXアメリカミサイルランチャーセットから、
サイドワインダーミサイル(AIM-9L/M)をチョイス。
自衛隊ではAIM-9Lを装備しています。


「好みの航空機に好みの武装を装備して、あなたのための作戦を始めてみましょう」
ウェポンセットの説明書の解説の一節です。

今回は訓練用の模擬弾にしました。
ブルーのペイントがそれです。
通常、アラートや戦闘空中哨戒では4発用ランチャーに2発しか装備しないようです。
確かに平時で2発以上必要なシーンは無いんでしょうね。
フル装備では4発+スパロー(AIM-7F)も4発装備できます。



箱絵をバックに完成写真

デカールを貼り、艶ありのスーパークリアーVと艶消しクリアーを混合したもので艶を調整。
ランディングギアを組み立て、ランチャーとミサイルも組み付ければ、めでたく完成です。


上から。
細かいコーションが多いですね。この緻密感がF-4の魅力のひとつです。


では後ろから順を追ってディティールを確認していきましょう。


尾翼周り

水平尾翼は水平では無く、角度が付いています。
その為ジェットエンジンの廃熱が直接吹き付けるので、内側は無塗装になっています。
次回製作するときは、キットではオミットされている尾翼のリベットを再現したいです。


エンジンノズル〜胴体下面

ガイアカラーでメタリックな感じに仕上がりました。
汚しは控えめにしたのですが、好みでもう少し汚しても面白いかも。


垂直尾翼

三沢の第八飛行隊は部隊マークの黒豹から「パンサーズ」とも呼ばれています。
F-4EJ改の運用は97年から09年までで、F-1からF-2へのつなぎとして使用されました。
現在ではすべてF-2に機種転換されています。


製作で苦労した胴体と主翼の接合部も綺麗に処理できました。


胴体上面

中央に突き出ているグレーの突起はVHF/UHFアンテナ。
改からの改良点でUHFのみからVHFが追加され大型化されている。


主翼

F-4元々は海軍用の艦載機をベースに空軍向けに改良しているので、主翼の折り畳み機構が残されています。
日の丸の中央部あたりでバキッと折れ曲がります。


左側翼端
尾灯はシルバーを塗装後にクリアーレッドを上塗りしています。


右側翼端
同じく右側。こちらはクリアーブルー。左赤/右青が航空機のお約束です。


サイドワインダー

白を塗った後で尾翼をマスキングし青を塗装。
さらにマスキングをし黒を塗装しています。
最後に先端をシルバーに塗って仕上げています。


エアインテーク

突き出ているのはピトー管
インテーク内部は途中までが機体色で、最後のほうが白色、奥は艶消しブラック。
タービンが再現されていないのが惜しいけど、かなり奥なのでいいのかな。


キャノピー

一番前のキャノピーの内側はクリアーブルーで、裏から塗装することでガラス感が出ます。


F-4EJと言えばキャノピー跳ね上げがお約束。むっちゃかっこいい。
コクピットの計器はデカールで、少し残念です。


機首下部の細長いものがバルカン砲。

機首周りは分割が多いので擦り合わせが大変でしたが、
時間を掛けたので綺麗に決まりました。


下面

上面ほどでは無いですが、コーションの類は多いです。


主脚

ホイールの中央はガンメタです。
説明書では塗装指示が適当なので、よく資料を研究します。
モールドのすみ入れや汚しも入れると雰囲気が出ます。


原型となったF-4Eはアメリカ生まれの戦闘機です。

自衛隊仕様はF-4EJとなり、ライセンス生産されました。
運用開始から長い年月が流れ、生まれ故郷のアメリカでは全機退役しましたが、
その後も日本独自の進化を遂げてF-4EJ改となり、今も日本の空を護り続けています。



■参考資料
イカロス出版航空自衛隊F-4改訂版
モデルアート4月号臨時増刊航空自衛隊F-4ファントムU

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